眼の中のレンズ ( 水晶体 ) が混濁する病気です。
最も多いのは加齢に伴う老人性白内障です。
眼の老化で白内障が発症しますが、60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上になるとほぼ 100%の人に 白内障による視力低下が認められます。
軽度の場合は、点眼薬等による進行予防を行います。
ただ白内障が進行し、水晶体が混濁すると薬等では白内障の進行を遅らせることはできても 「濁り」 を取り除き透明性を回復することはできません。したがって中等度以上の場合は、手術を行います。
手術にかかる時間は、およそ 5〜10 分間です。個人差はありますが、痛みはほとんど感じません。白内障を吸引し、人工レンズ (眼内レンズ) を挿入します。眼内レンズは、眼鏡レンズと同様に患者様に適したレンズを選択いたします。したがって高度近視、遠視の方も眼鏡なしである程度見えるようになります。